[NRD]ロケット班定期報告:4月

 ロケット班より定期更新4月分の記事をお届けします(月刊報告はロケット班が先陣を切ることになりました!)

 NAFTロケット班は先月に2020年度最後となる御宿共同打上実験に参加し,Masterpieceシリーズの10号機となる”FALKEN”の海打ちに成功しました.この大会の詳細は別記事で更新を続けているので是非そちらもよろしくお願いします!

 新学期が始まりロケット班のリーダーメンバーズが一新したということで,今月はNRDの今年のミッションと新メンバーについて紹介していこうと思います.

 NRD(NAFT Rocket Development:ロケット班)は今年度で6年目を迎えますが,前述の通り先月初めての海打ちを果たし,長年の大きな課題の一つをクリアすることが出来ました.今後NRDとして解決していくべき課題として,一つは酸化剤タンクと固体燃料の収まったモーターの間にバルブシステムを搭載しそれを正常に作動させて定常燃焼までの移行を成功させること,二つ目に機体の完全回収のために必要な機構をすべて改修すること,三つ目に自作エンジンの製作・燃焼実験と機体搭載の三つが大きいものとして挙げられます.その他のミッションとしては

・機体の更なる軽量化・高強度化を目指したプリプレグを用いた成型法であるSW法によるCFRP製ボディチューブの作成

・将来的に遷音速機体を開発することを見据えた振動特性を改善するための縦開きによるパラシュート開放機構

・開傘衝撃に耐え,安全に機体を降下させるためのパラシュートとリーフィング機構の設計

・機体の完全回収のための機体と地上局間の安定した無線通信

・海打ちの際,通信やロガーとしての役割を担う電装区画を保護するための水密機構の改善

・フィンやノーズコーン,ボートテールなどの空力パーツの改良

・軌道シミュレーターの三次元化とより精密な運動特性の考慮

・高高度化のための電装の軽量化とPCB基板の改善

・正確な推力履歴を取るための燃焼架台の改良

があります.盛りだくさんですが安全を第一にこれらのミッションに挑み続け,ノウハウを少しずつこれからのNRDへ還元できるよう頑張っていきます.

 ロケット班は現在,構造班,空力班,電装班,燃焼班,広報班の5つに分かれて活動しています.各セクションリーダーが今年度新しく就任しましたので一人一人意気込みのコメントをいただいています.

構造班長:N.K.(学部3年)

「昨年度はコロナ禍の影響もあり、やっとのことで1機体を打ち上げることには成功しましたが、新しい技術の開発があまり進んでいませんでした。今年度は新たな開放機構の開発とプリプレグを用いたCFRPの成形方法に挑戦し、確実な回収技術の確立とさらなる機体の軽量化を目指します!」 (N.K.)

空力班長:S.G.(学部3年)

「今までよりも高く飛ぶことになるであろうMasterpiece-11に向けて、新たな風モデルに対応するべく3次元軌道シミュレータの製作に取り組んでいます。さらなる精密な軌道計算で(私たちの精神衛生上)安心安全なフライトをお届けするつもりです。NAFTのロケットの大きな特徴のひとつであるド派手な自由形フィンも、さらなる空力性能の向上のため設計の変更点を加え鋭意製作中。先代から引き継いできた空力部門の強みを活かして、さらなる高みへ! 」(S.G.)

燃焼班長:T.R.(学部3年)

「昨年は新型コロナウイルスの影響で思うように燃焼試験が出来なかったりと大変な年でしたが、今年は昨年出来なかったことに挑戦していきます。具体的には、まず11号機では、前回機体に続いて、K型エンジンの安全運用とGSEのスムーズな展開を目指します。そして12号機は長年の夢であった自作エンジンの搭載を目指します。それに加えて12号機ではバルブシステムの搭載とGSEの無線化にも取り組みます。てんこ盛りの内容ですが、地道に開発を続け、常にチャレンジ精神をもって取り組みます! 」(T.R.)

電装班長:U.R.(学部2年)

「昨年度はコロナによって思うように活動できなかったため、知識・経験ともに不足している状態からのスタートとなります。ただやる気だけは十分あるので、それをもとにロケットの電装を作り上げていきたいと思います。後輩が入ってきたこともあり、自分の能力のなさに焦りを覚えますが、2年生は講義数が少ないので自由な時間を充て、今期が終わるころには一人で電装を組み上げられるようにしたいと思います。」(U.R.)

プロジェクトマネージャー:
Y.E.(学部3年)

「今年度のロケット班プロジェクトマネージャーを務めさせていただくY.E.と申します.今年はプロマネとしての各セクションの管理に加えて,空力班としてのシミュレーター改修や燃焼班としてのバルブシステムや自作エンジンの開発に携わっていくこととなると思います. 学生の力で宇宙を目指すという名古屋大学宇宙開発チームNAFTの理念をロケットというアプローチで実現するため,僕たちの後輩がより高度なミッションへ挑めるように,現在目の前にある課題を解決していくべく邁進していこうと思います. ブログ更新も積極的にしていくので今後とも応援よろしくお願いします! 」(Y.E.)

マスコットキャラクター:ロケットリ

「ロケット班のマスコットキャラクターのロケットリだグワァ!NAFT公式とは別にロケット班の公式Twitter:@rocketry_NAFTでより詳細なロケット班の進捗を更新しているからこっちもよろしくグワァ!」(ロケットリ)

 今期はこのメンバーがロケット班を牽引していきますので,今後の活躍をお見逃しなく!

 今月更新分はこれで終わりとします.来月の更新をお楽しみに!

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