2014 年度に発足したハイブリッドロケットの設計・製造・運用を目的としたプロジェクトです。NAFT のプロジェクトである NSB(スペースバルーン班) とは異なるアプローチで宇宙を目指しながら、団体発足当初からの目標であるロックーンでの宇宙空間への到達を最終目標として 活動しています。当面の目標は日本各地で行われるハイブリッドロケットの打上実験に参加し、運用経験を積むことです。
2014-2015 年度のプロジェクト黎明期には、モデルロケットを用いてのロケットの飛翔原理や姿勢制御の方法、回収方法について の技術習得を目的として活動を行い、その達成度の確認として出場したロケットコンテストでは好成績を収めました。同時期にハイブ リッドロケットに使用する CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の製造方法の模索も行っていました。
2016 年度からは本格的にハイブリッドロケットの開発に着手しました。構造班・燃焼班・電装班・空力班に分け、より長期の計画を立てて活動して います。また、構造用材料に CFRPやGFRP を採用するなど新しい技術に取り組んでいます。毎年3月と 11 月に行われる伊豆大島共同打上実 験と 8 月に行われる能代宇宙イベントへの参加に向けて、ロケットの開発を行っています。2016 年 11 月の伊豆大島共同打上実験で NRD として初のハイブリッドロケットの打上に成功しました。
- 2014年3月
- 第 10 回種子島ロケットコンテスト出場
- 2014年6月
- モデルロケット全国大会出場
- 2015年3月
- 第 11 回種子島ロケットコンテスト出場
- 高度部門 準優勝
- 第 11 回種子島ロケットコンテスト出場
- 2015年10月
- 第 27 回筑波全国モデルロケットコンテスト出場
- 高度部門 準優勝
- 滞空部門 第三位
- 第 27 回筑波全国モデルロケットコンテスト出場
- 2016年3月
- 第 12 回種子島ロケットコンテスト出場
- 高度部門 優勝
- 定点滞空部門 優勝
- 第 12 回種子島ロケットコンテスト出場
- 2016年11月
- 伊豆大島共同打上実験参加
- ハイブリッドロケット打上初成功
- 伊豆大島共同打上実験参加
- 2017年3月
- 第 13 回種子島ロケットコンテスト出場
- 定点滞空部門 準優勝
- 第 13 回種子島ロケットコンテスト出場
- 2017年3月
- 伊豆大島共同打上実験参加
- 2017年11月
- 伊豆大島共同打上実験参加
- 開傘回収初成功
- 伊豆大島共同打上実験参加
- 2018年3月
- 第 14回種子島ロケットコンテスト出場
- 高度部門 準優勝 プロダクト賞
- 滞空部門 準優勝
- 第 14回種子島ロケットコンテスト出場
- 2018年3月
- 伊豆大島共同打上実験参加
- 流体解析を導入
- 自団体GSE運用開始
- リーフィング機構の搭載
- 伊豆大島共同打上実験参加
- 2018年11月
- 伊豆大島共同打上実験参加
- フィンによるロール制御に日本の学生団体として初成功
- 伊豆大島共同打上実験参加
- 2019年3月
- 伊豆大島共同打上実験参加
- 2019年11月
- 伊豆大島共同打上実験参加
- 2021年3月
- 御宿共同打上実験参加
- 初の海打ち機体の打ち上げに成功
- 初のロール制御用リアクションホイールを搭載
- 御宿共同打上実験参加
- 2022年8月
- 能代共同打上実験参加
- 2023年8月
- 能代共同打上実験参加
- 全モジュール・ログの回収に成功
- ログ上で初の高度1 km達成
- 縦型開放機構の正常動作を達成
- ボディ―フィンの一体成型技術、自作5孔ピトー管を初採用
- 能代共同打上実験参加
- 2024年3月
- 伊豆大島共同打上実験参加