【N-SET】「SPEC2022 in 富士宮」参加報告と2023年度の意気込み

N-SETでは、宇宙エレベーターを模した小型クライマーの開発を行っています。
今回は、昨年11月下旬に開催されたクライマー競技会“SPEC2022 in 富士宮“(主催: 宇宙エレベーター協会)の参加報告と、今期の意気込みを書かせて頂きます。

競技会では、昨年度制作した小型クライマー第一号『Ales-01』の走行を実施しました。

『Ales-01』機体外観
SPEC2022での集合写真

走行内容としては、傾斜約30度に張られたベルトテザーを、無負荷100m往復、5kgペイロード100m往復、10kgペイロード10m往復、20kgペイロード10m往復、30kgペイロード10m往復の昇降実験を実施し、そのうち前者4つは成功しました。30kgペイロードを乗せた走行でタイヤが摩耗し、そこで実験は終了となりました。初参加で無負荷200m走行や20kgペイロード走行に成功したことから、Ales-01はかなりのポテンシャルを秘めていると感じました。

今期は、Ales-01の経験を活かした2号機『Ales-02』の制作を予定しています。Ales-01をベースとして高速化、耐重量増加を目標としています。
また、まだまだ未開拓な分野なので、ワークショップでの技術共有や、広報活動にも着手していきたいと考えています。

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